本郷北方にて建築中のT様邸ではクロス工事も終わり、今週末のお引渡しに向けて照明器具やキッチンなどの設備機器などがとりついているところです。
いろんな業種の職人さんが入っていた今週あたまの様子です。
キッチンも入りました~!
今日は建具職人さんがつくった吊戸の取付を行いました。
親子の押川建具さん。
巾2間=約3.6mの幅の吊戸なので、半分ずつの箱に分けて作られています。
片方を付ける時はふたりでよかったのですが
もう片方を付ける時は連結するのに支える人数が足りなくなり焦った押川お父さん
「なっちゃん、きてくれんか!ここもってくれんか!支える棒もってきてくれんか!」
と一時あたふた!
私もお手伝いしてなんとか取りつきました。ちょっと天然でおもしろい押川建具さんです。
吊戸が入って引き締まった空間になりましたね
この吊戸は、シナという木の突板を貼った扉を使用しています。全体の木の面積が増えて、柔らかいいい雰囲気になりました。
こちらも今日取り付けた障子です。
障子は、通常9mm程度の中桟にするところ21㎜の太い中桟で仕上げてもらいました。
桟の幅が通常よりちょっと太いので、くっきりとした力強い雰囲気です。
組子の形も、桟の本数を少なくモダンなデザインを意識しました。
一番下の横桟はわざと少し下のラインにして、重心を下にすることで全体を落ち着いた和の雰囲気にしてみました。言われないとよくわからないくらいですが(*´∀`*)
間仕切り戸を開け放つと、和室とリビングはひと続きの空間になります。
リビング天井のシーリングファン、宮崎県産スギ材の梁、和室の障子
どこか大正ロマンを感じさせる、落ち着いたレトロな雰囲気に仕上がってきました。