正工務店の家づくり

コンセプト -concept-

今、時代は少子高齢化となり家は余る一方です。そんな時代に新しい家を建てるということは、未来の社会に対してとても責任があることだと正工務店は考えています。

過去には、性能やデザインよりもスピードとコストを重視してたくさんの家が建てられた時代があります。そのような家は、今の人たちにとって住みたいと思えるものではありません。日本の家の寿命は30年、アメリカは45年、イギリスは70年というデータがありますが、これは実際に解体された家の平均寿命になります。欧米に対して家の寿命が短いのは、本当はまだ住み続けることができるのに、暑さ寒さを我慢しなければいけない上に長く愛されるデザインでもない、そんな家には誰も住みたくないから壊されてきたという背景が、ひとつにあるでしょう。今、私達はまた同じことを繰り返し、半世紀もたたないうちに壊されてしまうような家をつくって良いのでしょうか。

欧米では、新築で家を建てる人は一握りで中古中宅を買う人がほとんどです。中古でも、デザインも性能も決して悪くありません。人々はその家に手を加えながら大切に住み続けています。

今、あなたが建てた家が、冬あたたかく夏は涼しい、性能の良さと愛着を持てるデザインを兼ね備えていれば、あなたの子供や、他の誰かが住み継いでいける家になります。未来の子供たちは、家にかけるコストを最低限に抑え、豊かな人生を送ることができ、精神的にも経済的にも豊かな社会につながります。そして住まいには歴史が刻まれ、街の一部となり、宮崎の景観となるでしょう。人々が住み継いでいく、そんな素晴らしい住まいの初代持ち主にぜひ、なって頂きたいと思います。

私たちは、家づくりを通して、100年後の宮崎の街と子供たちの豊かな未来に貢献します。そのために、日々学び、技術を磨き、進化し続けることをやめません。

設計の特徴

40年以上地域で工務店をしてきた長年の経験を生かし、長持ちする構造や雨仕舞の良い家づくりを基本としています。さらに、毎日を健康的に過ごせるよう断熱・気密・換気・空調にもこだわっています。
家は建ててから長く付き合うものなので、木の素材を大切にした長く愛されるデザインで、耐久性の良さや使いやすさも考えて素材選びを行います。

夢を形にしていくパートナー

家づくりは多くの方が初めてのことばかりです。土地選びから資金計画、ローン、外構に至るまで多岐に至ります。
そのひとつひとつをお客様に分かりやすく説明し、お客様の声に耳をよく傾け、いっしょに語らいながら、夢を形にしていくパートナーとなることを目指しています。

大量生産はしない

大量生産はせずに、家づくりの楽しさを味わいながら、お客様と一緒にゆっくりと家づくりを行いたいと思います。

ファストファッションのように、大量生産される家が増えてきました。
でも、家までもが大量消費のひとつとなってしまってはいけないと思います。一見非効率に見えることでも、手間を惜しまない仕事を大事にし、お客様に一緒に「つくる」楽しさを味わって頂けたらと思います。

建てたあとも続く関係

家は建てて終わりではなく建ててからが本当のお付き合いの始まりです。
町の主治医のように困ったことがあればすぐに頼りになるよう、小回りの良さを大事にしています。ちょっと困った時のメンテナンス依頼や、お手入れ方法の相談がしやすい、お客様と近い距離にある工務店でありたいと思います。

正工務店の名前と変えないもの

正工務店の「正」-ただし-は創業者である社長の名前です。
縦と横しか使わないこのシンプルな漢字が工務店の名前になっています。
工務店の名前の上に掲げる「まごころで家づくり」というコンセプトは、少し分かりにくいかもしれませんが、この言葉は私たちが仕事をする上で常に心に持つべき標語のようなものです。まごころでと言いながらまごころない仕事はできませんから。常にお客様のことを頭に浮かべながら真面目に愛着をもって手を抜かない仕事にするため、この言葉は常に布石のように持っておくべきだと思い、変えていません。

時代や流行に左右されず、名前の通りシンプルに、実直に、真面目に。世の中にも家づくりにも、絶対に正しいというものはありませんが、常に自分たちの信じるベクトルへ心を向けて、私たちは家づくりに取り組んでいきます。