本郷北方に建築中の現場です。
こちらは仕上げのクロス工事中。
クロスを張る前にパテでプラスターボードの隙間を埋めていきます。
この時点で見ると少し気持ち悪いな~、といつも思います(*´∀`*)
クロス屋さんはこういう機会を使って貼っていきます。
今回のお家で全面に使っているクロスはこちら
あ、余計なもの入っちゃいました
写真とって気づきましたが社長(父)と私(娘)、メガネお揃いみたい・・・
はい、こちらです。
すごくシンプルなホワイトです。
柄のないシンプルなものですが、機能性重視で選んでいます。
こういった、↓通気性機能のあるものです。
本来、クロスを貼る前の下地のプラスターボード(石膏ボード)は湿気を吸ったり吐いたりする、調湿効果があります。
プラスターボードとは、どこの建築現場でも当たり前に使われている内壁の下地材料です。
主原料は硫酸カルシウムというカルシウムの一種です。遮音効果、耐火性や断熱効果があり丈夫です。硫酸カルシウムは、小学校では線を引く石灰に使われていますし、ギプスや彫刻、型枠など身近な材料です。
下は壁の断面写真ですが、一番外側に張られているのがプラスターボードです。
イメージはこのような感じです。
実験からも、通気性のあるクロスを使うことによって湿度の調整効果が期待できます。
あくまで、仕上げ材による調湿効果なのでこれだけに頼ってはいけないと思いますが、調湿効果がアップするのは間違いありません。
壁の内部は、袋入りグラスウールの気密シートで湿気が入らないようにして壁内結露を防ぐようにしています。
ただ、このような機能性クロスは種類があまりないのが難点です。
ちょっと雰囲気を変えたいな~という時は、壁の一部を色や柄が特徴的なアクセントクロスを選んだりして、遊ぶこともできますよ(*^_^*)
本当は、漆喰の塗り壁など自然素材のもので仕上げるのが壁の呼吸を妨げない一番の方法です。
ただ、お家全体ですと面積も広く高いコストになるため、低コストで仕上げるにはやはりクロスという選択肢になります。
他には、壁の一部にだけ、調湿効果の高いタイルを貼ったりなどの方法もありますね。
壁紙を貼った後の仕上がりもまたアップしますのでお楽しみに!