全館空調にかかる費用について【前編】
先日、お客様からメールでこんな質問を頂きました。
色々質問を頂くことがあるので、せっかくだからブログで公開をしていこうと思います。
全館空調にかかるコストについては、弊社の本郷モデルハウスで実際にかかった電気代が参考になります。
人は住んでおらず24時間エアコンとマーベックス、送風機のみを稼働させていますので、純粋に全館空調だけのコストを知ることができます。
まだ11月から4月までの電気代しか調査できていませんが、添付の通りです。
2月の電気代を払い忘れて督促状になっているのが恥ずかしいですが(*ノωノ)
11月 2332円
12月 4452円
1月 5445円
2月 3981円
3月 3648円
4月 3021円
※基本料金1650円は差し引いてあります。
実際に人が住む場合にはほかに、エコキュート(お湯をわかす)・照明・家電製品などの電気代が上乗せされて月の合計電気代になります。
夏に暑い宮崎でも1年を通して一番、室内温度と外気温度に差がでるのは冬の1月です。
その1月の電気代が一番高くなります。
エアコンが温度を調整する振れ幅が大きいほど電気代がかかるというわけです。
気象庁HPから数字を抜粋して年間の温度差を表にしたものがこちらです。ご参考にしてみてください。
室内温度を22度設定した場合の室外との温度差になります。
一番暑い8月の温度差は7.3度、1月は12.1度ですからやはり冬の方が温度差が大きいということになります。
実際の電気代も、本郷モデルではやはり1月が一番高くなりました。
5月と10月は暑くも寒くもない中間期となりますので、基本的にこの月はエアコンをきるか、送風運転にして頂く形になるため一番電気代は安くなると思います。
今月は5月ですが思いがけない早い梅雨入りとなりましたね。
本郷モデルでは室内温度22度前後、湿度60%を保っているため、今月は送風モードで運転しております。
なお、外気と内部の温度差だけで机上で考えれば現状のところまでは1月が一番電気代が高いという答え合わせができておりますが、まだ夏の電気代が実際のところでておりません。
夏の屋根からじわじわ伝わる温度は実際の外気温より小屋裏や屋根通気部分でさらに高くなりますので、実際電気代はかかるかもしれません。本郷モデルハウスで実際の電気代がどうなるか、また8月まで計測してお伝えさせて頂きます。
住まい方や換気計画、家の間取りによっても変わりますので一概に同じとはならないことだけご了承ください。