こんにちは、設計士の山本です。
昨年末から始まったK様との家づくり。
打合せを重ね、現場でも細かな部分まで確認しながら進めてきましたが、いよいよ仕上げ工事も終盤に入りました。
このたび、お施主様のご厚意により、完成見学会を開催させていただけることとなりました。
K様のこだわりと、設計・施工の工夫が詰まった住まいですので、少しだけ見どころをご紹介します。
設計のポイント
帰宅動線の工夫
玄関から室内への流れをスムーズに。
荷物やコートを掛け、手洗いを済ませ、そのままシャワーへ向かえる動線を確保しました。
日常が自然と整う計画です。
1階に設けた造作の間仕切り収納壁
2階の壁から数十センチ後退させて造作した収納壁が、今回の大きな特徴のひとつ。
テレビ下にはデッキなどの機器をしまえるスペースを設け、上部は裏側から使えるバックヤード収納に。
大工さんの丁寧な仕事によって形になった、こだわりの造作です。
外観の美しさを保つための階高コントロール
外観バランスを崩さないよう、建物全体の階高を抑えながらも、1階と2階がつながる吹き抜けを確保。
光と風が行き渡る、開放的な空間になりました。
東側の光をデザインする採光計画
2階東側の窓から入る光がホールを通ってリビングへ届くよう設計。
あえてホールを設けて直射日光を避け、やわらかい光だけを室内に届けることで、夏場の暑さを軽減しています。
勾配天井で広がりを持たせた個室
2階の個室は勾配天井とし、階高を抑えつつも窮屈さを感じないよう工夫。
高さの制限がある中でも、空間にしっかり広がりを持たせています。
廊下のない無駄のないプランニング
「廊下」をつくらないことで、面積を有効活用。
動線上に収納や書斎を配置し、暮らしやすさと機能性を両立しました。
見学会について
これらの空間は、実際に歩いていただくことでより魅力が伝わると感じています。
光の入り方や動線の心地よさ、各所の造作など、ぜひ現地で体感していただければ嬉しいです。
見学会の詳細・ご予約は1つ前のブログにて承っております。
是非ご覧ください。
