少し前の施工になりますが、床の部分の施工を紹介します。
床材を貼る前の合板下地は、直接土台に打つのではなく根太を打った上にはっていきます。
水平方向の部材が根太です。垂直方向に走っているのが大引きと言ってコンクリート基礎の上に直接のっているものになります。根太レス工法といって、根太を貼らずこの大引きの上に直接合板を貼る工法もあるのですが、現在正工務店では根太工法の方を採用しています。
なぜかというと、全館空調で空気を調温するのに床下空間を使うからです。
正工務店の全館空調では、床下に第一種換気システムで新鮮な空気を取り入れ、床下の空気をエアコンで調温して各部屋に噴出させる仕組みをとっています。根太で床を上げることで、部屋と部屋は根太間の隙間を通してつながり、より床下の空気が各部屋に届きやすくなります。
また、根太施工では、根太の厚み約6㎝分床下空間が高くなるので人間も入りやすくなり、点検しやすくなります。
ちなみに、このブログ担当の石留は床下が好きです!
以前、静岡で働いていた時に働いていた会社がシロアリ消毒部門もある新築会社で、インテリアコーディネーターの仕事の傍らシロアリ点検に同行させてもらったことがありました。つなぎを着て、一緒に床下へ入らせて頂きました。その時に知ったのが、「体が小さい人は床下に向いている」ということ!
私、男性よりは体が小さいので床下で動きやすいのです。お客様の家でも、私が床下へ入ろうとするとびっくりされるのですが、大丈夫です。私、床下得意なので!とお伝えしています。
床下へ潜れずして住宅のプロと言うなかれ。
床下空間は正工務店でもとても大切にしていることのひとつで、たくさんお伝えしたいことがあるのでこのことについてはまた別の機会に書こうと思います!