今週から始まる6日間の長期オープンハウスに向けて準備をしていると、あっと言う間に夕方になりました。
ご見学の方が自由に見て頂けるように、ご案内ポップを作成中。
案内してもらうのは気が引けるけなあ自由に見たいなあという方も、わかりやすいように工夫してみてます。
と言いつつ実は案内人員を割けない事情もあるんですが(笑)
家族みんな今日は夜もお仕事だったので母の提案で、今日は近所の万来ラーメンで出前をとることに。
本当にすぐ近くなので出前だけどお店へ注文に行きました。
私は今年宮崎に帰ってきてから初めての万来ラーメン。
万来ラーメンさんは小さい頃から近所づきあいもしているお店で、初めて食べた記憶にあるラーメンも万来ラーメン。
おいちゃん！久しぶりと挨拶すると、小さいころの色々な記憶がよみがえってきました。
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当時、保育園生だった私は100円玉を握りしめて500ｍほど離れた江口ストアーまでお菓子を買いに行くのが一番の楽しみでした。
ひとりで、お金を持って、お菓子を買いに行くという、保育園児にはこれ以上ないエキサイティングなお出かけです。
その日もいつものように100円分のお菓子を選んでレジのおばちゃんに100円玉を渡そうとしたときです。
こう言われました。
「103円です」
昨日までは100円玉で買えたのに、今日買えないとは訳が分かりません。
相当なショックとパニックが私を襲いました。
それが、幼い私が経験した初めての「消費税」です。
3円足りないからチョコもポテチも手に入らず、一個を棚に戻してあきらめるという知恵もパニックで出来ず、どうしようどうしようと戸惑う私にレジのおばちゃんも困り、でもお菓子はレジを通っている。はたしてどのようにキャンセルすればよいのかもわからない。そしてなんとか見逃してはくれないのかという淡い期待も重なる絶対絶命大ピンチ。
そこに救世主のように現れたのが万来ラーメンのおいちゃんでした。
ちょうど並んでいた私の隣がおいちゃんだったのです。
（突然なんの話かと思われたかもしれませんがここでつながりました）
「3円だしちょっちゃるわ」と、おいちゃんがだしてくれました。
私はなんだか恥ずかしさのあまりきちんとおいちゃんにお礼できませんでした。
1円のありがたさと人の優しさを感じました。
おいちゃんごめんねありがとうね。とここで…
そんなわけで、消費税と万来ラーメンのおいちゃんは、私には切っても切れない思い出です。
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なんとも、長い長い回想になってしまいすみません。
ついてきている方いらっしゃるでしょうか。
それでも、一度は語っておきたいと思う万来ラーメンさんでした。
こんな宮崎市赤江の外れに何故ラーメン屋が？
と思われる方も多い万来ラーメンさんですが、ある意味地元で独占企業。
これからもずーっと、がんばってねおいちゃん！
本当はこの話から、今度の消費税アップの話につなげる予定だったのですが思いもがけず長い回想になってしまいましたので、次回へ続きます。
あ、ちなみにラーメンは昔のこってり味からあっさり味へと変貌をとげました。
健康志向にこだわり、１００％無添加の素材だけ使っているそうです。
ラーメン 1杯500円！
タンポリへ釣りに来た方や正工務店へお打合せに来られました方は、ぜひお帰りに万来ラーメンへ。
おいちゃんが生きている間にぜひこの味を味わってください。
それともうひとつ、これだけはお伝えしないといけませんでした。
東日本大震災で結婚式をあげられなかった夫婦の為に、地元の人が協力して手作りの結婚式をしてくれたという話、ニュースで聞かれたことある方は多いと思います。
なんとその花嫁さんは、万来ラーメンの娘さんだそうです。
あの感動的なお話の主人公が、隣の万来ラーメンの娘さんだったなんて。
宮崎から福島へ嫁いでいたなんて。
おいちゃん達家族も震災時、福島にいたそうで、命があって本当によかったと、思いました。
もしかしたらこのラーメンも食べれていなかったかもしれないと思うと
しみじみとお腹にしみる、ラーメンの味でした。
