宮崎市内大橋にて工事進行中のリフォーム現場です。
before 以前は倉庫として使用していました
after 応接室として改装。通常より天井が低くしかとれませんでしたが、逆に茶室のようで落ち着いた雰囲気になりました。
床:無垢ナラ材 天然ワックス仕上げ、縁なし畳
天井:既存梁化粧見せ、スギ羽目板
窓:ペア防犯ガラス
新しく壁をたちあげて断熱材を施し、窓を新設して内装を一新しました。
ビフォアアフターが全然同じ部屋とわかりませんね(^ ^;)
before 以前はほぼ物置として使用していたお部屋
after 客室として使用できるよう、畳のお部屋になりました。
今回は、落ち着いた和の雰囲気にということで、畳にこだわっています。
1階の応接室の畳は縁なしの半畳たたみです
いぐさの編み目が細かい、「目積 (めせき)」という特別な畳おもてを使用しています。
普通の畳に使われるいぐさでは、編み目が大きいので縁の部分を曲げるのが難しく、こちらの目積の方が美しく仕上がります。見た目も上品で美しいですね。
いぐさ以外には、高級和紙や、ビニール製の畳おもてもあります。色が変わらずずっと鮮やかな緑色を保てるのが良いところです。ただ、断熱性や消臭機能などはいぐさにはかないません。いぐさ独特のほっとするにおいもないので、やはり個人的にはいぐさが好きです。
2階の客室の畳は、ちょっと変わったこんな縁を使いました。
あやめの花を彩った藤色の縁です。
畳縁で雰囲気が全然変わるから、畳縁が好きというお客様のご要望に応えて今回色々な畳縁を検討した結果、こちらになりました。
近くで見なければ柄があるのにあまり気づかないのですが、そこが日本人の心を感じる粋なところだと思います。
最近は、縁のない畳がモダンで人気がありますが、昔ながらの畳も縁を選ぶのが楽しいものです。
また、縁がある方が畳と畳との間に隙間ができにくいというメリットもあります。縁なし畳はほんの少し隙間があいてしまうのです。
こちらの高田織物さんはメジャーな畳縁メーカーさんです。
色々な柄がありおもしろいので興味がある方はぜひHPをご覧になってみてください。