気密検査に参加しました
皆さんこんにちは。去年からひそかに勤務しているパート社員のTANIです。
徐々に完成に近づいているこちらの現場では、先日気密検査を行いました。
正工務店では全棟、毎回、気密検査を行っています。
しかし実はこれは普通のことではありません。
数年前から、C値といわれる気密値が知られるようになってきましたが、まだまだご存じではない方もおられると思います。
いつも川上木材のIさんに来ていただき、検査を行うのですが、宮崎でも8割くらいの住宅業者は、この気密検査を行っていないのではとおっしゃっていました。
中には、気密検査という言葉自体、知らない営業の方もおられるそうです。
そんな中、正工務店ではこのC値で、最高レベルの0.1という数字をスタンダードに出せるようになっています。
今回、こちらの住宅では、まだ屋根の吹付断熱を行っていない状態で、どんな数値が出るのか?半ば実験的に行わせていただきました。壁の外の断熱材と中のグラスウールの施工はほぼ終わっている状態です。
1度目は、C値0.3ということで、隙間がどこかにあることに気づき、施工担当の亮さんが床下の方で隙間を埋めてくれました。
塞ぎ忘れた穴があると、こうやって数字に現れるのでチェックにもなります。
そして2度目、C値0.2(実際は0.15)という結果が出ました!!
こちらの機材では、小数点以下を四捨五入されてしまうようで、計算上では0.15という結果でした。
吹付断熱を行っていない状態で、素晴らしい結果が出ました。
施工中の、吹付を行う屋根の合板を下から見た所です。この四角い桝目と合板サイズがぴったり同じ寸法になるように、釘で打ち付けるそうです。
屋根の合板を張り終えた所です。屋根の合板が、ぴったりと躯体にくっついています。更に外壁の耐震パネルもぴたりと張り付けていきます。だからこそ断熱材を吹き付けていなくてもこんなに良い数字が出るのだと思います。
今回の検査結果。後日、吹付断熱を行ってからまた再度、検査を行ってみるそうです。
担当のIさんには、気密が良いと換気率が良くなるということも教えていただきました。
つまり気密値が0.1ということは、その分、全館空調の空気の循環も良くなり、家の中を快適な温度で、そして綺麗な空気で過ごすことができます。
また結露を防ぐことができる家になります。
結露を防ぐのはなぜかというと、この空気の循環に関係しています。
車を運転しているときにフロントガラスが曇ったら、皆さんはどうされますか?
きっとエアコンのデフロスタースイッチ(なんか温泉マークみたいなやつです。笑)を入れますよね?
風が当たると不思議と曇りがなくなります。
これと同じ原理で、気密が良く、計画換気された、空気が常に動いている家では、結露を防ぐことができます。
C値もUa値も良くて、全館空調で、耐震等級3の正工務店ってすごいな~と改めて思いました。
また後日の気密検査の結果もご報告したいと思います。
気密検査の様子