塗り壁ができるまで

今月完成予定となりました、南欧風のお住まい。
今回は、外壁に湿式外張り断熱工法を用いました。
外壁施工の様子を紹介します。
まずこちらは耐震パネルの上に外張り断熱を施工しているところです。

外張り断熱材 EPSは、南極基地の断熱にも使われており劣化しにくい材料です。

その上から、メッシュを張り下塗りをしていきます。ちょっと黒く色が変わったのがわかりますでしょうか?EPS断熱材と一体化してつなぎ目がなく強度のある状態になりました。

この上に、シーラー処理という、最後の仕上げ塗り壁材を密着しやすくする為の作業を行います。

ここまでが約4日間です。
そしてようやく、最後の塗り仕上げです!職人さんが丁寧にコテ塗りで仕上げていきます。通常であれば一日で塗りあげるのですが、天候が悪い時期だったので一度に塗り終われず3日間かかりました。

職人さんがもくもくと仕上げていきます。
そしていよいよ、完成です!

お施主様とお打合せして選んだ塗り壁材の色は少しクリームがかった白。
南欧風の三州瓦と、とてもよくあっています。
この、外張り湿式工法の塗り壁材には、アクリルと本物の大理石を混ぜ合わせた仕上げ塗り壁材を使います。
アクリルは弾力があり耐久性が高く、混ぜられているライムストーンという石は硬さと本物の質感を生みます。

住宅の塗り壁には、漆喰やモルタルが使われていることもありますが、硬いため長年経つとひび割れが生じてしまいます。その点、湿式外張り断熱工法ならひびが入りにくいのが特徴です。世界中で住宅からオフィスやビルなどに使われる塗り壁材です。
塗り替えや洗浄が大変な大きな建物にもよく使われています。

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