夏の日射を防ぐために

夏の日射を防ぐために

前回の続きから。

前回ご紹介したお住まいでは、日時計のように光が入り、季節や時間の流れを感じることができる高窓があります。

日時計のような高窓

設計を行った椎葉設計さんのパッシブデザインで、高窓上の庇を大きめにだすことで夏は日を遮り、冬は日射取得する計画にしました。
北道路の上、敷地面積が平屋にしては少し狭く、南面を広くとれなかった為、メインのLDKには高窓からの採光のみとなっています。

夏至冬至

こちらのお住まいの夏の平均日射熱取得率(ηAC値)は0.9です。イータエーシー値と読みます。
特に宮崎のような暑い地域では大切な数字になります。
平均日射熱取得率(ηA値)とは住宅にどのくらいの日射熱が入るかを表した数値です。
外皮性能基準では冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値)の基準値が定められています。
ηAC値は、小さければ小さいほど日射熱が室内に入らないことを示します。

オーナー様に実際の住み心地を聞いたところ、「冬は暖かくて夏は日が入らないので全然暑くならない」という感想を教えてくださいました。
国の省エネ基準における、最高の断熱等級7の場合でも「7地域」の宮崎は、ηAC値の基準は2.7です。
実際これでは日射取得しすぎて暑いため、正工務店では1前後を目標にしています。

【住まいDATA】

Ua値(外皮平均熱貫流率) 0.31 【W/㎡K】
ηAC値(冷房期の平均日射熱取得率) 0.9 (W/㎡)/(W/㎡ )
C値(気密値) 0.1 【㎠/㎡】

 

 

 

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