塗り壁の話

遂に梅雨入り宣言されてしまいましたね!!(;一_一)

これから現場では雨との戦いが始まります。
タイル工事中の場所の前に、立ち入り禁止のポールを立てようとしたらものすごい勢いで雨が降り出し、もういや~ん!というくらい雨に降られて早くお風呂入りたい古川(娘)です。

さて、只今内装工事中のH様邸、LDKは漆喰の塗り壁仕上げ!!
こちらは下地のパテ処理中です。

こちらの職人さんは外壁の塗り壁仕上げも担当してくださった職人さんです。
私が現場で重い物を移動していたら、「あんまり現場に来ると女の子なのに力が付いちゃうデショ」と、私のことを女の子扱いしてくれる優しい職人さんです!

下地になる石膏ボードのつなぎ目には、メッシュを入れて4回パテ処理を行います。
4回もです!
仕上の塗り壁に、ヒビが入らないように徹底してパテ処理を行っていきます。
また、角になる場所は丸く仕上げてものが当たっても欠けにくいようにしています。

↓ 石膏ボードの角を透かして貼り、

角に丸い部材をはめ込みます。

ここで、塗り壁についてよくわからない方の為にも少し説明をしたいと思います。
ちょっと長いのでご興味ある方だけどうぞ!

~塗り壁のお話~

一般的には、塗り壁というと珪藻土や漆喰を聞きますよね?
でも、違いが何か、わかる方はあまりいないんじゃないかと思います。
この二つは似て非なるもの、珪藻土は自然素材なので体に良さそうな響きですが、本当は危険が指摘されている素材でもあるのです。

正工務店で塗り壁を行う場合、珪藻土は使用していません。

珪藻土はアメリカやドイツでは発がん性があるとして使用禁止になっています。
珪藻土は、よく漢字を見ると分かるように「珪藻」の「土」。
珪藻=植物プランクトンのことです。魚の餌になるアレですね。その植物プランクトンの化石化した石が珪藻土の原料になっています。これに加工を加えてさらさらの土のような状態にし、水を加えて壁に塗れば塗り壁。にならないんですよ!
珪藻土は常温では固まる力がないので、凝固剤を添加しなければ固まりません。

その凝固剤に漆喰やセメントを使っていればよいですが、合成樹脂を使っていることがほとんどです。せっかくの自然素材に、プラスチック成分を混ぜてしまっては台無しです。
プラスチックが珪藻土の微細な穴を塞いでしまうので、湿気を吸ったり吐いたりする調湿性もなくなってしまいます。
また、原料の石から加工処理する際、高温で焼かれると「結晶性シリカ」を発生してしまいます。これは、今では使用禁止になったアスベストに含まれるのと同じ成分です。発がん性があるんですね。

 

そんなわけで、私達は、漆喰を使っています。(漆喰の主原料はカルシウム成分である消石灰です)
漆喰は、10年ほどかけて、少しずつ二酸化炭素と反応しどんどん硬くなっていきます。珪藻土と違い、硬化材を加えなくても、自分の力で固まる力があります。
不燃で、調湿効果があるので日本では昔から倉などに使われています。

漆喰の中でも、使用するのはアメリカ製の漆喰です。
「メイド イン ジャパンがいい」という価値観がある中で、アメリカ製なんて大丈夫か!
というご意見もありそうですがそんなことはありません。

こと、建築建材に関しては、欧米の方が進んでいることが多いのです。
日本で作られる漆喰は、石灰を焼いて粉にしたものに水を加えて練ってから使用しますが、アメリカ製の漆喰は、巨大な窯で炊き上げる際、水分を含んだままのペースト状態で製品になります。
後から水を加えて塗るのではなく、製品化した時点で既に水分を含んでいるので乾燥した時により硬く丈夫な塗り壁になるのです。
家は年数が経つほど価値が下がるという日本に対して、欧米では年数が経つほど家に価値がでるという考えが定着しています。

実際に欧米の方が日本より家の寿命が長く、理由のひとつに家に使われる材料の質の違いがあります。
今は壁紙(クロス)が普及している日本でも昔は、漆喰や塗装の内装材が主流でした。戦後高度経済成長期を迎え、家も早く、安く作る為に安価な素材が使われるようになりました。
そして、クロスが普及するようになったのです。家に住む何十年という長い間になると、クロスは必ずや張替が必要になってくる仕上げ材です。

しかしアメリカでは今でも塗り壁が主流です。
正工務店で使用しているクリームプラスターという商品は、当初アメリカが軍事用施設に使用するために開発されたものだそうです。長期間塗り直しやメンテナンスが必要なく、丈夫な内装仕上げ剤として商品化されました。

長く語ってしまいましたが、つまり正工務店では、塗り壁にもこだわりがあるということです!(●^o^●)

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